アンカーリンク

リンクを構成するHTMLタグ「aタグ」の正式名称のことをいいます。

概要

アンカーリンクは、リンクを構成するHTMLタグ「aタグ」のことを指します。
アンカーリンクを設置すると、他のページへ移動したり、同じページの違う場所へジャンプしたり、aタグだけに限りませんが、スクリプトコードのトリガーとしても用いられます。

最もメジャーな使い方としては、href属性を使用して指定のURLを置くことで「リンクを貼る」使い方です。どのページにも恐らくこの形のコードは存在しています。

この用語のメモ

URLの指定には「絶対URL」と「相対URL」が存在し、それぞれ「絶対リンク」「絶対指定」、「相対リンク」「相対指定」と呼ばれ、Webディレクターからサイトの要件を伝えられるときによく聞く言葉になります。

「絶対リンク」はルートディレクトリ(○○.comのトップページ)から見た指定先ページのURLに貼るリンクのことで、○○01フォルダにあるページ「textpage.html」から「site.html」にリンクを貼る場合、「https://○○.com/○○01/site.html」もしくは「/○○01/site.html」と記載します。
また、外部リンクは全て絶対リンク指定になります。

「相対リンク」は今そのページにいるディレクトリから該当ページにアクセスする際に貼るリンクで、○○01フォルダにあるページ「textpage.html」から「site.html」にリンクを貼る場合、同じディレクトリ内なので「site.html」と記載します。
サイト構成は「https://○○.com/○○01/site.html」としています。

別のディレクトリに移動する場合はディレクトリをひとつ戻る記載が必要で、「./」もしくは「../」の記載を入れる必要があります。

.com直下の○○02フォルダにあるページ「product.html」から.com直下にある○○01フォルダにあるページ「site.html」にリンクを貼る場合、別々のディレクトリ内なので「../○○01/site.html」と記載します。
なお、どちらもindex.○○のファイル名を指定する際は省略できます。

この用語の使いどころ

既に述べていますが、コーディングを行う際にほぼ100%て言って差し支えがないほどアンカーリンクを設置します。
また、アンカーリンクはSEOにおいても非常に重要な役割を果たすため、タグ自体の特性やサイトに及ぼす効果をきちんと把握することが大切になります。

リンクを単に張ればよいと考えて、見辛い場所に表記したり、押しにくい場所に配置されていませんか?
アンカーリンクはユーザビリティ面やモバイルフレンドリーに直結する要素でもあるので、サイトテストを行う際には入念なチェックをするようにしましょう。

関連用語

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Web担当・運営・解析・SEO問題集の例題問題

アンカーリンクに関連するジャンルの練習問題を掲載しています。Web担当・運営・解析・SEO問題集一覧から各ジャンルの問題にチャレンジできます。
クリックすると問題の答えと解説が見れます。

Q:ある検索結果において順位が1つ下がった場合の対策で適切なものを選んでください。

この答えの解説

順位が1つ下がった場合においては、ペナルティで検索順位が下がったとは考えにくいので、コンテンツ力やそれらをGoogle側が理解できるhtmlマークアップになっているかどうかが差として順位に現れていると考えます。
この選択肢内の場合、コンテンツ充実に力を入れるのが適切です。

Q:ブラックハットSEOの説明で正しいものを選択してください。

この答えの解説

ブラックハットSEOは、Google検索システムに「ノイズ」を発生させ、本来不要である検索結果が表示されてしまうことを狙ったSEO手法であり、非常に悪質なものです。
他サイトの順位を下げる手法として、「逆SEO」と呼ばれる手法が有名ですが、こちらも非常に悪質です。
いずれにしても、アルゴリズムの抜け道を狙ったSEOは重いペナルティーを科されるため、間違ってもやらないようにしましょう。

Q:次のうち、Pagerank(サイトからのリンクによる得点)が反映されないhtmlのaタグのrel属性を選択してください。

この答えの解説

リンクによる評価の受け渡しをしない記述として、nofollowが使われます。
自信で操作ができない何者かが不用意に何らかのサイトからリンクを貼られた場合は、Googleサーチコンソールから「リンクの否認」が設定できます。

Q:直帰率の説明で正しいものを選択してください。

この答えの解説

直帰は、ユーザーがサイトに訪れた最初のページにおいて、他の下層ページやカテゴリーページなどに遷移せずにサイトから離れる行為を言います。
直帰したユーザー数÷サイトに訪れたユーザー数が直帰率として計測されます。

Q:「セッション」の説明について、正しいものを次の中から選んでください。

この答えの解説

セッションとは、ユーザーがWebサイトにアクセスし、サイトから去るまでの一連の流れを「1カンウト」として計測します。
なお、1つのページに30分を越えて再読込、またはWebサイト内の別ページに遷移した場合は新しくセッションがカンウトされます。

Q:あるサイトで2,000件のセッションが発生し、9,000回のページビュー、30件の購入があった場合のコンバージョン率を選択してください。

この答えの解説

コンバージョン数は一般的にはコンバージョン数(契約などのアクションを行った数)をセッション数で割った数になるので、この場合は30件に対し2,000件のセッションで割った数字(0.015=百分率でいう1.5%)が正解となります。

Q:h1~h6タグの入れ子(直下に入るタグ)で不適切なものを選んでください。

この答えの解説

実は全て入れ子にできるタグです。しかし、あくまで「見出しタグ」であることをきちんと理解したうえでタグを使用しましょう。
見出しなのに画像や別フレームなどが入ると構造的に非常におかしい形になってしまいます。

Q:次のタグのうちHTML5で使用できないタグを選んでください。

この答えの解説

centerタグは、HTML5では廃止されました。
CSSのmargin属性(左右auto指定)や、text-align属性でcenter指定(IEではmargin属性だけでは反応しない)する形でセンタリングします。

Q:次のタグのうち、そのページを開いたときの画面上に内容が表示されないタグを選んでください。

この答えの解説

headタグのみ、bodyタグ外に設置されるタグなのでページ内に表示されません。
しかし、ヘッダー情報があることによりGoogleの検索結果に表示させたりブラウザのタブにページのタイトル名を表示させたりすることができます。
また、SNSなどと連携して画像を表示させたりする機能もこのheadタグ内に様々なタグを用いて設置します。

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アンカーリンクに関わるよくある質問

SEOの良いところと悪いところを教えてください。

良いところは何といっても対策を行ったことで検索結果で自身のサイトが取り上げられ、予想以上の顧客獲得につながることです。自分のサイトを多くの人に知ってもらい、自分のサービスを多くの人に触れてもらい、使ってもらえるようになるためにSEOを頑張る。

悪いところは、やはり誤魔化しは効かないという点です。そして、未だにそういった不正な順位アップをもくろむネット運営者がいることも事実です。

SEOってそもそも何ですか?

検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことをいいます。
GoogleやYahoo!をはじめとした様々な検索エンジンサイトが世の中にあると思います。

そういった検索サイトから検索窓にて入力し、表示される検索結果のことを自然検索(Organic Search)といい、特定のWebサイトが自然検索の上位に表示されるようにWebサイトに掲載されている内容やプログラムの構成を調整することや、それらの手法を総称してSEOといいます。

検索順位が落ちた場合はどうしますか?

手動による対策で下がった場合は、1つ上の質問の内容の通り、コンテンツの中身を精査してみてください。

競合が順位が上がったことにより、順位が落ちることも当然ながら多々あります。
そのような場合は、相手のコンテンツのどういった点がよさそうに感じるのか、キーワードの頻出具合はどのようになっているのか、コンテンツに厚みや面白味があるか、どの端末でも問題なく閲覧できているか、サイトが軽いか(容量が少なく済んでいるか)。

ざっと思いつくものでもこれだけあります。競合と比べて劣ってそうと思うところは1つずつ地道に改善していきましょう。SEOは一日にして成らずです。

Googleサーチコンソールって何ですか?

クリック数、コンバージョン率、合計表示回数、平均掲載順位などの検索キーワード関連の他にGoogleにインデックスするページを増やしたり不要なURLを削除したりするツールです。

サイトの構造を精査したりサイト上に検出されたエラーを修正することにより、検索結果に画像を表示、評価の★マークをつけたり等といった検索に効果をつけることもできます。

競合他社から攻撃されている可能性があります。どうしたらいいですか?

まず、どのように攻撃されているかを冷静に見ていきましょう。特に多いのが「リンク」攻撃です。
不自然なリンクがあり、理不尽なペナルティが届いたら「リンク否認」をすぐに行いましょう。

SEO業者などによって質の低いコンテンツが載っているサイトからの大量のリンクが張られたりする悪質な手口を実行してくることがあるため、Googleから通知が着たら「あわてず」「冷静に」「URLを確認してリンク否認」を実行しましょう。

そして、「手動による対策」が表示されていた場合は、「不適切なサイトからのバックリンクがあったため、リンク否認を行いました。対象サイトはhttp://○○です。」といったような内容で送ると良いでしょう。

サイトのアクセス状況を見るにはどうすればよいですか?

すでにGoogleアナリティクスのアカウントがあることが前提ですが、Webサイトを運営している担当者もしくは担当部署にお手持ちのGoogleのメールアドレスをお知らせください。

担当者もしくは担当部署にてアカウント設定を行い、設定完了すればご自身のGoogleアナリティクスのアカウントにWebサイトが追加され、様々な情報が閲覧できます。

権限の状態によっては細かい設定もできるようになります。

ユーザーエクスプローラーの活用方法を教えてください。

ユーザーエクスプローラは個人個人が持っているtoken情報をもとにユーザーを追えるものになります。
その性質から「サイトの遷移」「再訪頻度」「コンバージョン後の行動」等も追えます。

コンバージョンまでどうしたか、だけでなくコンバージョン後に何をしているかを見ていくことで「どんな情報を探しているか」「その情報をどうしたら見つけやすくなるか」といった対策をたてられます。
すなわち、再訪率の向上やシェア獲得率の向上にむけた改善に取り組むことができます。

年齢別や地域別のアクセスはどんな時に使いますか?

一例ですが、特定の地域や年齢層、それから男女どちらかまたは両方に大きく支持されているのであれば、支持された層のトレンドを狙ったコンテンツや広告ワード、閲覧されてる時間帯に広告費用をかけるなどといった費用投資判断の指標に使えます。

どんなレポート内容が喜ばれることが多いですか?

単純明快に「ここがよい」「ここが悪い」がはっきりしたグラフや数値の表記と、それに対するコメントや提案を記載していると、議論が進みやすく喜ばれやすいです。

複雑にしすぎると、概要が頭に入らなくなりがちになるため、「で、結局何が悪いの?」と打ち合わせの後半で陥る可能性があります。

Googleアナリティクスを見るにはどうしたらよいですか?

Googleアナリティクスを閲覧するには、まずGoogleアカウントが必要です。
何らかの連絡の取れるメールアドレスをお持ちであれば、Googleのログイン画面より新規アカウント作成を行ってください。

アクセス解析レポートを作るうえで大切なことは何ですか?

まずは必要以上に情報を入れすぎないようにした方がよいでしょう。
沢山記載することは大切ではありますが、数値を見てもらい理解してもらうには沢山の情報は邪魔になります。

具体的には、資料のボリュームと話するボリュームが同じ位に量を調整すると伝わりやすいです。

CSSを習得したい場合、何から習得したらよいですか?

CSSは組み込みされたHTMLの装飾を行うものです。よって、レイアウト等の配置もこのCSSで行う形になります。
CSSを初めて使用する際に壁にあたってしまうポイントとして「float」の処理ではないかと思います。
むしろ、floatの仕様が理解できればある程度のレイアウトのコントロールができるようになるので、何度も繰り返し組んでみましょう。
floatと併せて「clearfix」というものも覚えるとレイアウト崩れが防げます。

Webサイトを作るときにどんなことを意識していますか?

今でこそ、SEOを中心にコーディングを組むことが大半になってきているため言える話になりますが、Webサイトの一ページ一ページは「本」を作る意識を持って取り組んでいます。
ちゃんとタグにも「タイトル(表題)」や「見出し」、「段落」など、「作文」や「国語」にまつわる言葉が多く出てきますね。

Google側も同じように「記載されている内容」が「どの場面」で「どれぐらいの分量」の情報が「検索された内容に対し正確性があるか」が重要です。
コーダーやライターはその辺りを意識することが大切です。

デザイナーは、Googleよりも人間側が認知する視覚情報がもっともウエイトを占めるため、分かりやすさとトレンドをいかにストレスなくユーザーに供与できるかが大事で、ユーザーエクスペリエンスの精度に関わります。
Webサイトは、成長を前提に作ることが大事です。そういう意味では、いつまでもページが増え続ける「1巻だけの本」を作り続ける意識が必要ではないかと考えます。

Web制作に必要なソフトを教えてください。

製作工程に応じて使いやすいソフトが大筋決まっていることが多いです。

構成案やサイトマップを作る際はMicrosoftの「Excel」や「PowerPoint」が鉄板です。
大まかなデザイン枠を作る分にはPowerPointがあれば十分作れますし、サイトマップやスケジュール・見積もりなどの情報は、Excelがほとんど使われることが多いです。
いずれもPDFに手軽に変換できる点も非常に使いやすい要因となっています。

デザイン面では、Adobeの「Illustrator」か「Photoshop」が鉄板で、まれに「Fireworks」を使用しているユーザーもいます。
一般的に紙媒体もやっている企業では、「Illustrator」を使用してサイトデザインを制作しているケースが非常に多いです。

コーディング等ではAdobeの「Dreamweaver」がもっとも有名ですが、テキストエディタでコードを作成できる力があれば、ワードパットソフトの「Terapad」やGithubが提供している「Atom」も非常に使いやすいです。
コーディング面においてはファイルのエンコードとHTMLやCSS記載のエンコードをあわせないと文字化けも起こしてしまうので、個人的には「Terapad」が使いやすいと感じています。

運用面、特にアクセス解析などにおいてはこちらもMicrosoftの「Excel」や「PowerPoint」が非常に使われます。ツールとしては「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」を使います。
Excelはうまく使えば得られたアクセス情報からさらに様々な視点でのアクセス情報を拾い出すこともできるため、Excelを使いこなせることができれば大きな武器になります。
アクセス解析等はディレクターが兼任しているケースも多いです。

ざっと上げましたが、全てを担当する場合は「Excel」「PowerPoint」「Illustrator」「Photoshop」「Dreamwerver」「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」の7つをマスターすることで大半の業務が行える形になります。
浅く広く習得するか、深く狭く習得するかは得手不得手で決めればよいのではと思います。

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