Cookie(クッキー)
Webサイトからの情報をPCやスマホの端末へ保存すること、または技術のことをいいます。
概要
Cookie(クッキー)は、Webサイト閲覧において、Webサイトにかかる情報を端末に保存する仕組みや技術をいいます。
この技術によって、再訪時の読み込みを早くしたり、ログイン情報なども保存されるため、パスワード入力がなくてもログインできたりすることができます。
また、広告表示においては過去に見られたサイトのジャンルや使用者の年齢、購入履歴などから自動的に表示内容が最適化される仕組みなどがこのCookieの技術にて実現されています。(Google広告などが主たる例です)
「キャッシュ」と混同されやすいですが、ページの内容そのものを保存するものではありません。
なので、閲覧履歴を消したりキャッシュを消したりしてもCookie情報が消えることはありません。(項目自体が分かれている事がほとんどです。)
とくにログインが必要なサイト(ECサイトや予約サイトなど)は、Cookieをセキュリティ面やユーザビリティ面で活用・管理することが非常に大切です。
この用語のメモ
Cookieを有効にしないとサービスが受けられないサイトも多く、運営には欠かせません。
しかし、「Cookieを有効にする」ことをユーザーに促す場合、表示方法や一目でCookieに関わる説明を怠ると、サイトアクセス時の怪しい動作(不要な広告表示に多い動作)と勘違いされ、離脱や直帰に繋がってしまう可能性もあります。
それらを含め、導入する場合はユーザビリティ性をテストした方が良いでしょう。
よく使われる局面
Googleアナリティクスでは、このCookieを使用し、ユーザーのアクセス状況を追っています。
詳しく調べる場合は、ユーザーエクスプローラを使えば、あるユーザーがどの日にどのページに入り、どうアクションしたのかを細かく見ることができます。
関連用語
- コーディング
- Googleアナリティクス
Web担当・運営・解析・SEO問題集の例題問題
Cookie(クッキー)に関連するジャンルの練習問題を掲載しています。Web担当・運営・解析・SEO問題集一覧から各ジャンルの問題にチャレンジできます。
クリックすると問題の答えと解説が見れます。
Q:次のうち、ペナルティーの恐れの少ないサイトを選んでください。
- サイトへ沢山の作為的なリンクが張られたサイト
- 1ページの文字が500文字未満のサイト
- 他社のサイトからコンテンツをコピーしたサイト
- ユーザビリティを大幅に低下する頻度や位置で広告が出現するサイト
- リダイレクト処理の非常に多いサイト
この答えの解説
文字数が多い少ないは情報サイトやブログサイトでない限り、特段気にすることはありません。
ツールサイトであれば100文字も無くても「ビックワード検索1位」のサイトも存在します。
Q:AMPの正称を選んでください。
- Attachement Mobile Pages
- Accelerated Mobile Presents
- Attachement Mobile Products
- Accelerated Mobile Products
- Accelerated Mobile Pages
この答えの解説
AMPの正称はAccelerated Mobile Pages(アクセルレイテッドモバイルページ)になり、その頭文字をとりAMP(アンプ)と呼ばれます。
AMPはコンテンツの高速表示を目指すプロジェクトで、Twitterとともに開発をされています。
Q:モバイルファーストインデックスの説明で適切なものを選んでください。
- モバイルサイトが無い場合、コンテンツにお金をかけていないとみなされる
- モバイルサイトが無い場合、自動的にPCサイトがモバイルサイトとみなされる
- モバイルサイトがある場合、優先的にGoogleのクローラーが巡回する
- モバイルサイトがある場合、PC版サイトの順位が下がる
この答えの解説
モバイルファーストインデックスは、適切なモバイルページがある場合、Google側が重要な情報として収集を試みるため、Googleクローラーの巡回度が上がります。
Q:「離脱率」について、正しい事を伝えている内容を選んでください。
- 離脱率が低いサイトは人気がない
- 離脱率のサイト全体の平均が低ければ対策は不要
- 新規訪問割合が高ければ離脱率対策は不要
- 離脱率の高いページは対策が必要
この答えの解説
離脱率は、そのページを最後に当該サイト外へ移動した=離脱した割合になります。
ただ、Q&Aページや申込完了ページ等の「ユーザーの目的が完了」が想定されるページについては、それ以上の展開を必要とする場面以外は問題なしと判断しても良いでしょう。
Q:Organic Search(自然検索)の項目で不適切なものを選択してください。
- google / organic
- bing / organic
- Twitter / organic
- Yahoo / organic
この答えの解説
Twitterは自然検索ではなく、ソーシャルメディアからの流入になるため「Twitter / Social」が正解です。
Organicは主にGoogleやYahooがほとんどを占めますが、海外にも展開されている場合は「bing」や「ask」等の対策も力を入れる方が良いかもしれません。
Q:直帰率と離脱率を分析したもので反映すべき改善内容を選んでください。(対象はトップページのみとする。)
- 直帰率が高いが離脱率は低いので特に改善しない
- 離脱率は高いが直帰率は低いので特に改善しない
- 離脱率が高いので直帰率が低くても改善が必要
- 直帰率が高いので離脱率が低くても改善が必要
この答えの解説
トップページのみを対象としているため、直帰率改善は最優先事項になります。
直帰率を抑えることはサイト全体における回遊にも繋がります。
ファーストビューや下層リンクへのナビゲーションがうまく機能させることが重要です。
Q:pタグの入れ子(直下に入るタグ)で不適切なものを選んでください。
- imgタグ
- marqueeタグ
- spanタグ
- aタグ
- divタグ
この答えの解説
pタグはインラインタイプのタグなので、ブロックレベルタイプのdivタグやulタグは構文上入れ込むことができません。
Q:次のタグのうち、時系列に並んだ新着情報一覧の表示にもっとも適しているものを選んでください。
- olタグ
- dlタグ
- pタグ
- divタグ
- ulタグ
この答えの解説
olタグは順序リストになるため、構文上の表記では時系列(順序)が記載されており、他の選択肢より適しているタグになります。
Q:次のタグのうちHTML5で使用できないタグを選んでください。
- iframeタグ
- strongタグ
- textareaタグ
- fontタグ
この答えの解説
fontタグは、HTML5では廃止されました。
CSSのfont属性でサイズ調整やカラー調整を行い、要素のフォントに装飾をつけましょう。
Cookie(クッキー)に関わるよくある質問
Wordpressを組んでみたいと思っていますが、どこから勉強するべきですか?
Wordpressを構築したい方向けをメインにお話しますと、まずは必要なファイルが何なのかを知ることが大事です。
さらに各ファイルを連結させるためのPHPコードを知ることが大事です。まずは、このあたりがどのように設置すれば表示されるのかを知ることが大事です。
記事を表示させるには、表示にかかる部分をループで処理し、特定の記事番号でアクセスされたときに呼び出されるようにプログラムを組む必要があります。
ここからは様々なソースコードの記載方法がありますので、ネット上の情報を見ながら色々試して見ると良いでしょう。
Wordpressはどんなものですか?
Wordpressはオープンソース型のブログサイト構築アプリのことで、これを使うことで「好きなデザイン」で「固定ページ」や「記事」を特段HTMLを知らなくても一般的なブログサービスのように構築できるアプリです。
企業サイトでも非常に普及しており、一般事務職の方々が「新着情報」を更新し続けることもごく当たり前になりました。
このWordpressで特に求められるのは、アプリ導入から構築するところまでが必要で、その構築費用にかなりの初期費用を投資する必要があります。
javascriptはどのようにして組んでいますか?
あまり自分自身でコードを組むことは行っていません。
javascriptはあらゆるサイトに動作別でたくさんソースコードが公開されているのでそれらをアレンジして自分流に組むことが多いです。
組んだのに動かないこともたくさんあり、その場合は1行ずつ面倒でも検証し続けることで、記載ミスを見つけて動かすことができているのでいきなりイチから全部組まないとダメ!ということではありません。
制作現場でも自身で組んでいるコーダーももちろんいらっしゃいますが、サイトからソースを抽出することが多いです。
Googleのアカウントをとった後、何をすればよいですか?
Googleアナリティクスのサイトに移動し、ログインしてアカウントに入場してください。
なお、アカウント登録した直後であれば、なにも登録されていないはずです。
レポートを用いて説明をするときどんなことに気を付けていますか?
基本的には良かった点→理由、悪かった点→理由を簡潔に伝えたあとに望みの薄い解決策でも良いので解決策を必ず伝えるようにしています。
決策を述べた後に別の解決策を思い付くこともあります。そうすると議論が発生するかもしれません。
それを発生させることこそがWeb運営で最も大事なことではないかと思います。
Googleアナリティクスの情報でこれだけは見ておいたほうがいいものは何ですか?
まずはサイト全体のアクセス概況がわかるユーザーサマリーを見るようにしましょう。
また、最低でも月単位で数字を比較する必要があります。
見る指標については、セッション数、平均セッション時間、セッション/ページビュー、直帰率はチェックした方が、時系列毎でのサイトの反応が分かりやすくなります。
次にレポートを注視するタイミングについては、何らかのサイトの更新時や、いつでも良いので一週間のうち必ず見る曜日を決めて見るなど、タイミングを予め決めることが変化に気づきやすいです。
年齢別や地域別のアクセスはどんな時に使いますか?
一例ですが、特定の地域や年齢層、それから男女どちらかまたは両方に大きく支持されているのであれば、支持された層のトレンドを狙ったコンテンツや広告ワード、閲覧されてる時間帯に広告費用をかけるなどといった費用投資判断の指標に使えます。
アクセス解析を勉強したいですが、何から勉強したらいいですか?
Googleアナリティクスを使いこなせるようになりたいのか、アクセス解析の用語などの知識をつけたいのかによって、勉強するポイントは大きく変わります。
Googleアナリティクスを使っていく上ではまずは「ユーザー」「概要」に記載されている基本レポートの使い方を知るところから始まります。もっとも見る頻度が高いからです。
徐々に、「集客」の「トラフィック」や「行動」の「サイトコンテンツ」を知り、理解が進みページ前後の遷移状況などを見れるようになれば、「セグメント設定」を身に着けていく段階になります。
知識としては、離脱率と直帰率の違いをきっちり理解できればページの性質に合わせた説明をできるようになるのではと考えています。
アクセス解析に関する用語を習得する場合は、市販に売っている本や、用語解説をしているサイト等を参考にしてみましょう。
その際、単純に用語を知るだけでなく、使い道などにも触れている情報を参考にすると良いです。
アクセス解析レポートを作るうえで大切なことは何ですか?
まずは必要以上に情報を入れすぎないようにした方がよいでしょう。
沢山記載することは大切ではありますが、数値を見てもらい理解してもらうには沢山の情報は邪魔になります。
具体的には、資料のボリュームと話するボリュームが同じ位に量を調整すると伝わりやすいです。
Webサイトを作るときにどんなことを意識していますか?
今でこそ、SEOを中心にコーディングを組むことが大半になってきているため言える話になりますが、Webサイトの一ページ一ページは「本」を作る意識を持って取り組んでいます。
ちゃんとタグにも「タイトル(表題)」や「見出し」、「段落」など、「作文」や「国語」にまつわる言葉が多く出てきますね。
Google側も同じように「記載されている内容」が「どの場面」で「どれぐらいの分量」の情報が「検索された内容に対し正確性があるか」が重要です。
コーダーやライターはその辺りを意識することが大切です。
デザイナーは、Googleよりも人間側が認知する視覚情報がもっともウエイトを占めるため、分かりやすさとトレンドをいかにストレスなくユーザーに供与できるかが大事で、ユーザーエクスペリエンスの精度に関わります。
Webサイトは、成長を前提に作ることが大事です。そういう意味では、いつまでもページが増え続ける「1巻だけの本」を作り続ける意識が必要ではないかと考えます。
Webサイトを作成する場合、最初に覚えた方がいいものは何ですか?
Webサイトの制作は、現在では分業化が当たり前になってきているため全てを習得しなければいけない訳ではありません。
そのため、デザインからやらないとダメ、コーディングからやらないとダメ、というのはなく、覚える順番は任意で決めてもらって問題ありません。
ことWebに関して言えば、覚えるというよりかは「盗んでいく」というスタイルが、覚える作業としては適切ではないかと思います。
Web制作って具体的には何をしますか?
全体的な工程としては、「打ち合わせ」「納期・見積」「サイトマップ」「構成案(ワイヤフレーム)作成」「デザインカンプ」「デザイン制作」「コーディング」「校正・テスト・品質管理」「公開」「運営・運用」をトータルとした工程になります。
これだけでもかなりの工程数になるかと思います。
各工程には普通、「納期」を設定しているため、各工程が遅れてくると、他の工程のスケジュールが圧迫されてしまい、タイトなスケジュールをこなさなくてはならなくなります。
ディレクターは主に前半の「打ち合わせ」から「構成案(ワイヤフレーム)作成」までを担い、あとは品質チェックや進行管理を中心に行います。
デザイナーは「デザインカンプ」及び「デザイン制作」、コーダーは「コーディング」と「校正・テスト」をそれぞれ担う形となり、Web制作の分業化が進んだ今、ざっくりですがこういった形で業務が行われています。
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