カバレッジ
Googleサーチコンソール上で現在のサイトのクロール状況を確認できる内容をいいます。
概要
現在のGoogleサーチコンソール上でサイトのインデックス状況を確認できる項目がこの「カバレッジ」という項目になります。
クロールされている情報がわかるので、クロールされていないページがあれば理由が記載されます。
例えば「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」などといったステータスが表示されます。
メモ欄にて、いくつかステータスについて詳しく説明します。
この用語のメモ
様々なステータスがありますので、いくつかステータスと対処方を記載します。
【除外】代替ページ(適切な canonical タグあり)
→この除外内容は、linkタグrel属性のcanonicalに正規URLを設定している場合に表示されるものになります。
「/」のみと「/index.html」は同じページですが、正規URLをcanonicalでGoogle側に認識させていない場合、別のページと見なし、極端な話コピーコンテンツ扱いされる危険性があります。
この除外自体は正しくcanonical設定されていれば問題ありませんが、Wordpress等でパラメーター付きURLを扱う際はcanonical記載のURLをきちんと確認することが大切です。
(膨大な数の除外数表示の元になります。)
【除外】noindex タグによって除外されました
→これ自体は、使用者側がクロールしないように「noindex」指定(Googleロボット等に送信する)することで表示されます。
ログイン画面や入力画面など、検索結果に表示させたくないページ等は設定すればこの項目内に表示されます。
【除外】クロールエラー
→Googleがサイトをクロールする際に、何らかの理由でクロールを完了できなかった場合に表示されるものになります。
理由は様々ですが、Webサーバーの長期不調(サーバー障害)によるページのアクセスが出来なかったり、403エラーや500エラー等によるプログラム動作の不全によって発生しうる内容になります。
クロールエラーが多く出た場合はサイトが表示されるか確認してみましょう。
【除外】クロール済み - インデックス未登録
→クロールはされていて、ページの存在はGoogle側でも認識されてはいますが、インデックスに登録がされていない内容になります。
ただ、実際にはURLの詳細を見ると登録はされているのに一覧の方の表示が未登録となっていることもあるため、直ちにURL検査をしなければならない訳ではありません。
コンテンツが作り込まれていてsitemap.xmlを送信しているにも関わらず出るようであれば、URL検査を実行しましょう。
【除外】検出 - インデックス未登録
→こちらはページ自体は認識しているが、クロールを行っていないページになります。
まずはURL検査を実行してみましょう。
また、sitemap.xmlにあらためて記載があるかも確認してみてください。URLが間違っていたり、システム側でURLに記載のパラメーターが変わった場合でもこの除外ステータスが表示される可能性があります。
【除外】見つかりませんでした(404)
→こちらはsitemap.xml等に記載したURLが存在せず404エラーが返ってきた場合に表示されるものになります。
もう使わないページであればsitemap.xmlから削除し、この除外分については放置しても問題ありません。
この除外もシステム側でURLのパラメーター変更を行った際に発生しうる内容になります。
【除外】重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません
→こちらは、linkタグrel属性のcanonicalで設定したURLとちがうURLを検出した場合に出るステータスです。
例えば、canonicalでは「ドメイン名/test/」と設定していたが、読み込んだsitemap.xmlが「ドメイン名/test/index.html」と記載していた場合、この除外ステータスが表示されます。
sitemap.xmlとcanonicalに記載しているURLは面倒でも必ず合わせるようにしましょう。
【有効】送信して登録されました
→文字通り、sitemap.xmlを読みこみGoogle側で認識され、Googleのインデックスに登録されたページになります。
【有効】インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません
→こちらはsitemap.xmlに記載されていないURLが先にGoogleにクロールされる場合に表示されるものになります。
しかし、sitemap.xmlに登録しているにも関わらず表示されることもあるため、sitemap.xmlにURLを記載しているのであれば放置しても問題ありません。
ステータスに応じて適切な対処をすることで、インデックス登録が円滑に進むようになります。
この用語の使いどころ
カバレッジはWebサイトのクロール状況やインデックス状況を知ることができるので、運用担当者はほぼ毎日、最低限一週間に一回はきちんと確認することになるでしょう。
サイトの更新を行うと、sitemap.xmlを更新していくので更新後にしばらく(大体3日後くらい)してカバレッジに動きがないか確認しましょう。
関連用語
- Googleサーチコンソール
- SEO
- SEM
- キーワード
Web担当・運営・解析・SEO問題集の例題問題
カバレッジに関連するジャンルの練習問題を掲載しています。Web担当・運営・解析・SEO問題集一覧から各ジャンルの問題にチャレンジできます。
クリックすると問題の答えと解説が見れます。
- SEO業者にすべてを任せる
- ユーザー属性を熟考し一つのコンテンツを作る
- 何でもよいサイトをたくさん作りリンクを張る
- ミラーサイトを作成する
この答えの解説
ユーザーの情報や傾向を知った上で、そのユーザーに対する必要なコンテンツを作り、継続的に更新し続けることで再訪、外部リンク獲得確率が高まります。
それ以外の施策はGoogleガイドライン違反になる若しくは可能性が高まるため、期待できない内容になります。
- 外部施策制作費のみの費用を請求する業者
- 内部施策制作費のみの費用を請求する業者
- 成果報酬型費用を請求する業者
- 1ヶ月単位での一式費用を請求する業者
この答えの解説
もちろん良好な企業様も居られることは承知の上ですが、1ヶ月単位で「一式請求」している企業は、きちんと内訳を聞いておく必要があります。
内訳が不透明な場合、知らず知らずのうちにGoogleのガイドライン違反を起こし、問題が起こった際に連絡が取れなくなるケースが起こりえます。
また、契約が途中でやめられず違約金を請求する業者もあるため、施策対応前によく確認することをオススメします。
- Search Engine Optimization
- Search Engine Operation
- Search Electronic Operation
- Social Engine Operation
- Social Electronic Optimization
この答えの解説
SEOは「Search(検索) Engine(エンジン) Optimization(対策)」の頭文字をとった名称になります。
それ以外はそれぞれ単語が違います。
- olタグ
- dlタグ
- pタグ
- divタグ
- ulタグ
この答えの解説
olタグは順序リストになるため、構文上の表記では時系列(順序)が記載されており、他の選択肢より適しているタグになります。
- blockquoteタグ
- emタグ
- centerタグ
- labelタグ
この答えの解説
centerタグは、HTML5では廃止されました。
CSSのmargin属性(左右auto指定)や、text-align属性でcenter指定(IEではmargin属性だけでは反応しない)する形でセンタリングします。
- iframeタグ
- strongタグ
- textareaタグ
- fontタグ
この答えの解説
fontタグは、HTML5では廃止されました。
CSSのfont属性でサイズ調整やカラー調整を行い、要素のフォントに装飾をつけましょう。
- 直帰率が高いが離脱率は低いので特に改善しない
- 離脱率は高いが直帰率は低いので特に改善しない
- 離脱率が高いので直帰率が低くても改善が必要
- 直帰率が高いので離脱率が低くても改善が必要
この答えの解説
トップページのみを対象としているため、直帰率改善は最優先事項になります。
直帰率を抑えることはサイト全体における回遊にも繋がります。
ファーストビューや下層リンクへのナビゲーションがうまく機能させることが重要です。
- google / organic
- bing / organic
- Twitter / organic
- Yahoo / organic
この答えの解説
Twitterは自然検索ではなく、ソーシャルメディアからの流入になるため「Twitter / Social」が正解です。
Organicは主にGoogleやYahooがほとんどを占めますが、海外にも展開されている場合は「bing」や「ask」等の対策も力を入れる方が良いかもしれません。
- サイトに訪れ、いくつかページを見てサイトから離れた割合
- サイトに訪れ、他のページを見ずにサイトから離れた割合
- サイトから離れて、サイトに戻ってきた割合
- サイトから離れて、後日サイトにアクセスした割合
- サイトに訪れ、1時間後再度訪れた割合
この答えの解説
直帰は、ユーザーがサイトに訪れた最初のページにおいて、他の下層ページやカテゴリーページなどに遷移せずにサイトから離れる行為を言います。
直帰したユーザー数÷サイトに訪れたユーザー数が直帰率として計測されます。
関連タグ【SEO】に関するよくある質問
アクセス解析に関するよくある質問を抜粋しています。SEOに関するよくある質問はこちらから。
クリック数、コンバージョン率、合計表示回数、平均掲載順位などの検索キーワード関連の他にGoogleにインデックスするページを増やしたり不要なURLを削除したりするツールです。
サイトの構造を精査したりサイト上に検出されたエラーを修正することにより、検索結果に画像を表示、評価の★マークをつけたり等といった検索に効果をつけることもできます。
検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことをいいます。
GoogleやYahoo!をはじめとした様々な検索エンジンサイトが世の中にあると思います。
そういった検索サイトから検索窓にて入力し、表示される検索結果のことを自然検索(Organic Search)といい、特定のWebサイトが自然検索の上位に表示されるようにWebサイトに掲載されている内容やプログラムの構成を調整することや、それらの手法を総称してSEOといいます。
まずはGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを導入し、サイトに訪れる際に検索されているキーワードを探してみましょう。
次に、今展開しているコンテンツが「その検索キーワードにマッチしている内容かどうか」をしっかり精査した上でサービス説明を組み替えたり、検索されやすいキーワードを文中に文法上意味の通る状態を考慮した上で組み込むなどのてこ入れをしていきます。
まず、どのように攻撃されているかを冷静に見ていきましょう。特に多いのが「リンク」攻撃です。
不自然なリンクがあり、理不尽なペナルティが届いたら「リンク否認」をすぐに行いましょう。
SEO業者などによって質の低いコンテンツが載っているサイトからの大量のリンクが張られたりする悪質な手口を実行してくることがあるため、Googleから通知が着たら「あわてず」「冷静に」「URLを確認してリンク否認」を実行しましょう。
そして、「手動による対策」が表示されていた場合は、「不適切なサイトからのバックリンクがあったため、リンク否認を行いました。対象サイトはhttp://○○です。」といったような内容で送ると良いでしょう。
良いところは何といっても対策を行ったことで検索結果で自身のサイトが取り上げられ、予想以上の顧客獲得につながることです。自分のサイトを多くの人に知ってもらい、自分のサービスを多くの人に触れてもらい、使ってもらえるようになるためにSEOを頑張る。
悪いところは、やはり誤魔化しは効かないという点です。そして、未だにそういった不正な順位アップをもくろむネット運営者がいることも事実です。
関連タグ【Web制作】に関するよくある質問
Web制作に関するよくある質問を抜粋しています。Web制作に関するよくある質問はこちらから。
何より少ない容量で「ある程度の動的動作」や「サイトの整形」が出来る点だと思います。
また、手軽にスマホサイト対応ができる「メディアクエリ」が使用できるのも大きな利点で、こんにちのモバイル対応を支えているものになります。
CSSは、手段を覚えておけば覚えておくほど、レイアウトの調整手段が増えてくるため、容量を抑えつつ動作を行えるソースが作れます。
Webサイトの制作は、現在では分業化が当たり前になってきているため全てを習得しなければいけない訳ではありません。
そのため、デザインからやらないとダメ、コーディングからやらないとダメ、というのはなく、覚える順番は任意で決めてもらって問題ありません。
ことWebに関して言えば、覚えるというよりかは「盗んでいく」というスタイルが、覚える作業としては適切ではないかと思います。
CSSは組み込みされたHTMLの装飾を行うものです。よって、レイアウト等の配置もこのCSSで行う形になります。
CSSを初めて使用する際に壁にあたってしまうポイントとして「float」の処理ではないかと思います。
むしろ、floatの仕様が理解できればある程度のレイアウトのコントロールができるようになるので、何度も繰り返し組んでみましょう。
floatと併せて「clearfix」というものも覚えるとレイアウト崩れが防げます。
関連タグ【アクセス解析】に関するよくある質問
アクセス解析に関するよくある質問を抜粋しています。アクセス解析に関するよくある質問はこちらから。
基本的には良かった点→理由、悪かった点→理由を簡潔に伝えたあとに望みの薄い解決策でも良いので解決策を必ず伝えるようにしています。
決策を述べた後に別の解決策を思い付くこともあります。そうすると議論が発生するかもしれません。
それを発生させることこそがWeb運営で最も大事なことではないかと思います。
出力が必要な指標が多いサイト(ランキングやある特定の状況下でのアクセス等)であれば、基本的なサマリーを表示するために使用することはあります。
とくに、広告を扱うようなサイトであれば多視点から情報を集めなければならないため、短時間での状況把握をするべく使用することがあります。
一般的な企業サイトや個人サイトであれば、ユーザーサマリーの概要をしっかりつかんでおけば十分だと思います。
Googleアナリティクスを閲覧するには、まずGoogleアカウントが必要です。
何らかの連絡の取れるメールアドレスをお持ちであれば、Googleのログイン画面より新規アカウント作成を行ってください。
Googleアナリティクスのサイトに移動し、ログインしてアカウントに入場してください。
なお、アカウント登録した直後であれば、なにも登録されていないはずです。
Googleアナリティクスを使いこなせるようになりたいのか、アクセス解析の用語などの知識をつけたいのかによって、勉強するポイントは大きく変わります。
Googleアナリティクスを使っていく上ではまずは「ユーザー」「概要」に記載されている基本レポートの使い方を知るところから始まります。もっとも見る頻度が高いからです。
徐々に、「集客」の「トラフィック」や「行動」の「サイトコンテンツ」を知り、理解が進みページ前後の遷移状況などを見れるようになれば、「セグメント設定」を身に着けていく段階になります。
知識としては、離脱率と直帰率の違いをきっちり理解できればページの性質に合わせた説明をできるようになるのではと考えています。
アクセス解析に関する用語を習得する場合は、市販に売っている本や、用語解説をしているサイト等を参考にしてみましょう。
その際、単純に用語を知るだけでなく、使い道などにも触れている情報を参考にすると良いです。
ユーザーエクスプローラは個人個人が持っているtoken情報をもとにユーザーを追えるものになります。
その性質から「サイトの遷移」「再訪頻度」「コンバージョン後の行動」等も追えます。
コンバージョンまでどうしたか、だけでなくコンバージョン後に何をしているかを見ていくことで「どんな情報を探しているか」「その情報をどうしたら見つけやすくなるか」といった対策をたてられます。
すなわち、再訪率の向上やシェア獲得率の向上にむけた改善に取り組むことができます。
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